
そして、いつの間にか馬酔木(あせび)が見ごろを迎えます。
低木で、木立の間の目立たない場所にたたずんでいるので、いつも満開になってからその存在に気が付きます。
春のはじめは梅の花の移り変わりにばかり気を留めているので、馬酔木の咲き始めは残念ながら一度も目にしたことはありません。
ですので満開になってからやっとその存在に気付くというわけで…、申し訳ない…。
でも大好きな花です。
春風に、たわわな花たちが”ゆらりゆらり”と揺れている様子は、まるで王様のような気品。
香りもなかなかなのですよ。
青さの残る爽やかな甘さとでも言いましょうか。
しかも背丈が低いので、地面に座るとちょうどよい高さで匂いを堪能できるという利点もあるのです。
でも馬酔木は葉や茎には毒が含まれており、馬が食べると神経が麻痺してしまうとのこと。そして馬が酔ったようにふらついてしまうため、「馬酔木」という字が付いたのだそうです。

そしてミモザも満開に。
この鮮やかな黄色にパワーをもらえるような気がしませんか?
今年は冬が長かったのでミモザの開花が遅かったですが、今やっと見ごろを迎えており毎日眺めています。
香りはスッと爽やかで、少し甘みもあり、青臭くもあり…。
春の花はどの花も「青さのある甘さ」が感じられますね。
この季節ならではの初々しい匂いに癒されます。
ただ、この時期は残念ながら青空には恵まれず、「花曇り」という言葉もあるように曇りがちな日が続きますね。
ですが青空に代わるような美しい花々が、心に喜びを与えてくれます。
きっと瞬く間に季節は夏へと移り行くのでしょう。
花の香りを楽しみながら、木々の芽吹きに目を留めながら、ゆっくりゆっくり…この春を楽しみたいです。
ああ、今ウグイスの美しいさえずりが聞こえる…。
春ですね~!!