上智大学は東京の四ツ谷駅からすぐ近くに立地しており、大変アクセスの良い大学です。
各国から多くの留学生を受け入れており、また外国人の先生も多く、国際性豊かな大学です。
今回はお知り合いの上智大学の先生から
「生徒たちに是非、琵琶を聞かせたいです。」
と大変有難く、そして嬉しいお言葉を頂戴しまして急遽演奏が決まりました。
曲目はリクエストにお応えしまして、
「祇園精舎」「ひよどり越え」「壇ノ浦~安徳天皇入水~」です。
ランチタイムコンサートという形で、生徒さんたちの貴重なランチタイムのお時間を頂戴しての演奏でした。
主に留学生の方々に向けての演奏でしたので、日本語の琵琶の語りがお分かりになるかと少々心配でしたが、
なんと先生がお忙しい中、事前に資料を作成し配布してくださったのです。
その資料の素晴らしいこと!!
ほんの一部ではございますが、どうぞご覧くださいませ。
琵琶の解説や平家物語について、そしてなんと曲目の歌詞(英語)も付けてくださいました。
お陰様で、皆さまに内容がお分かりいただけたようで、特に「壇ノ浦」は感動してくださいました。
海外の方に、日本人でも馴染みの無い琵琶の音色をお聞きいただけたこと
そして語りを通して日本の歴史に触れていただけたことは、言葉に出来ないほど嬉しさです。
日本文化を勉強している外国の方々の感性は、もしかしたら日本人よりも繊細なのかもしれません。
熱い気持ちで琵琶をお聞きくださいまして、私に取りましても忘れることの無い時間でした!
大学での演奏という、素晴らしい機会を頂戴し、またとない経験をさせて頂きました。
どうもありがとうございました。
そして1月17日(水)は四日市で開催されました「いせや寄席」にてゲストとしてお声をかけていただきました。
実は私は落語はもちろんですが、浪曲や講談が好きなのです。
我孫子での師匠のお稽古の帰りに、時々、日本橋や上野の寄席に立ち寄ったりしておりました。
ということで、憧れの寄席での演奏!
非常に楽しみでした♪
当日は噺家さんお二人の話芸で笑わせていただき、期待通りの楽しいひと時。
「やっぱり落語は最高!」なんて、すっかり頬がゆるんでしまいました。
"仲入り"後に私の出番だったのですが、
さてこのゆるんだ頬でどうやって琵琶を弾き語ったら良いのか…
と、さっぱり分からなくなりましたね(笑)
「祇園精舎」を歌い始める前、かつてないほどの緊張感が襲ってまいりました。
もう手が汗でびっしょり。
いやはや、この経験は宝になったと思います。
なんとか演奏できたのは皆さまの温かいお気持ちを壇上から感じられたからでございます。
お聞きくださる方々の温かいお気持ちを感じながら、演奏することの幸せ、
これこそが「寄席」の醍醐味なのかもしれません。
そして演奏は一人の力では無く、お客さまの聞いて下さるお気持ちがあってこそ!だと
ただただ感謝の舞台でございました。
それにしても、やはり日本の伝統芸能は素晴らしいですね!
今年は落語にハマりそうです(笑)
今年始まって早々に、
上智大学、そして寄席と
素晴らしい経験をさせていただけましたこと、心から感謝です。
琵琶を通して素敵な方々に出会えるのは本当に幸せ!
どうもありがとうございました!!