「メディアに出ている有名人だから
必ずしも心に響く演奏をしているわけではない」
かなり前ですが、TVで見た女性演奏家。
若く、美しく、スタイルが良く、非常にTV映えする方でした。
ですが、その音色(何の楽器かは伏せておきますね)は私にはヒステリックに耳に届き、
逆になぜこの楽器でこの音色?と、思わず最後まで聞いてしまいまいました。
ご本人はとても気持ちよさそうに演奏なさっていたので、その音色は彼女の心にしっくりくるものだったのでしょう。
ですが、私は違和感がありました。
こんな経験はありませんか?
結構なお値段のするコンサート。
いま人気の演奏家だし「絶対に良いはず!」と期待して行ったのに、蓋を開けてみたらガッカリだったとか(笑)
「音」って個人個人の好みがありますし、感じ方もさまざま。
演奏しているご本人が「この音」と思っても、周りが聞いたら「えっ?」と首をかしげることも当然あると思います。
聞き手のその時のコンディションも大きいでしょうしね。
悲しい時に聞くのか、疲れた時に聞くのか、元気な時に聞くのか…。
同じ音色でも、心への響き方は全く異なると思います
年を取って好みが変わったりとか。
以前はこの歌手好きだったけど、今はちょっと違うんだよなぁ…なんて。
それでよいのだと思いますし、それが正解。
ただ、やはり上手な演奏というのは
「心を包むような柔らかさ」があるのかな、と思います。
誰もが持つ、心の中の悲しみの部分を優しくなでてくれるような…
癒してくれるような…
しみじみとした温かな音色。
たとえ激しい曲調であっても、優しさが感じられるような、
そんな深みのある音色。
『演奏家の心根(こころね)』が
きっと
そのような素晴らしい音を紡ぎ出すのでしょうね。
私は落ち込んでいるときには、元気が出る明るい音楽を
逆に気持ちが高ぶっているときは、ゆったりとした音楽を聞くのが好きです。
今の心に一番心地よい音楽を、感じるままに聞いていきたいですよね。
あなたの好きな音楽は何ですか?
今一番聞きたい曲は何ですか?
ちなみに、私が今一番聞きたい曲は「恋の予感」です♪
追記:初恋は玉置浩二さんの歌声でした(笑)